2008年8月7日 杭打ち

いよいよこの日から本格的な杭打ちがスタートしました。杭打ち機が青空に向かって真っすぐにそびえ立っている様子がとてもきれいでした。
杭打ちにはまず予め杭を打ち込むために50mほどの穴を掘り、コンクリートを流し込んでおきます。そこに最初の数本をクレーンで入れていくのです。
杭と杭をジョイントしているところ。
4本目の杭を吊り上げ移動させているところ。青空がまぶしいです。
ゆっくりとクレーンを誘導していきます。
ジョイントには一寸のずれも許されないため、3人掛かりで正確に位置を合わせていました。
位置が定まると手際よくジョイントの作業に入ります。まず、半円状の鋼のようなものを接合部にあてがいます。
そこに直径1.5〜2cmはあろうかというとにかく太いビスを入れ、
あとはとにかくしっかりと締めていきます。仮止めから本締めまでその細かな段階毎に現場の担当者の方が記録をしていました。
最後の杭がつながります。
こちらは杭打ちの際に出てきた泥水をパワーショベルでプールに移動しているところ。
このように最後の杭が打ち込まれると、穴の底に溜まっていたコンクリートが杭の空洞を通って勢いよくあふれ出てくるのです。
杭が沈む毎にその勢いは増していきました。
こうしてすべての杭が繋がり、ある程度まで入ると、脇でスタンバイしていた杭打ち機の出番となります。
写真は先程までのクレーンと杭打ち機が場所を入れ替えているところ。
高さ24m、総重量90トンの杭打ち機がゆっくりと前進し、杭を打ち込む位置まで誘導されていきます。
場所が定まると、今度は杭をグリップするためのアームを降ろし、しっかりと挟み込みます。
ほどなくして杭打ちの最終段階に入りました。右の写真は杭を回転させながら打ち込んでいる様子。隙間からコンクリートが勢いよくあふれ出しているのが分かります。
今回は順調且つ非常にスムーズに杭が入っていきました。
既定の位置に印をつけ、測量用のスコープで確認しながら慎重に杭を降ろしていきます。右の写真は位置がピタリと合ったところでストップした瞬間。現場は機械の音で人の声が届かないことがあるため、上の写真のように笛で正確な位置を知らせています。
この日はとても順調に作業が進み、予定では1日1本のところ、この後もう1本の杭打ちをすることが出来ました。